共通かぎ方式:暗号化かぎと復号かぎが同じ(秘密かぎのみ)。通信ペア同士で持っておく必要がある。
- 代表例:AES、DES、3DES、RC2、RC4、RC5
- メリット:軽い(高速)。
- デメリット:相手にかぎを安全に渡す必要がある。通信相手が多くなるとその分かぎの数が増える。
RC4はストリーム暗号。WEPやWPA、TLSなどに用いられる。
その他はブロック暗号。固定長を単位として暗号化する。主流はAESで、DESやトリプルDES(3DES)は古い。でもトリプルDESはIPsecとかでまだまだ使われているようだ。
公開かぎ方式:秘密かぎと公開かぎからなり、どちらかで暗号化すると他方で復号化する。
SSLは共通かぎ暗号で暗号化を行う、その共通かぎは公開かぎを用いて暗号化して通信する(ハイブリッドかぎ方式)。
また、デジタル署名を行う場合、データのダイジェストを取るためにハッシュ関数が用いられる。ハッシュ関数の代表例はMD5、SHA-1など。ハッシュ関数のことを一方向暗号と言うこともあるが、最近はさほど言わないような。
なお、電子署名は「電子文書への署名」であり、デジタル署名は電子署名を行う技術の一つ。『電子署名≠デジタル署名』であることに注意。
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