IPの上位プロトコル - 別館子子子子子子（ねこのここねこ）はてブロ部

IPヘッダのProtocolに入る割り当て番号と上位プロトコルの関係。
一覧表はこちら。
http://www.iana.org/assignments/protocol-numbers/

6	TCP	ふつーにTCP。
17	UDP	やはりふつーにUDP。
1	ICMP	IPを補助するICMP。エラーメッセージと問い合わせメッセージがある。
2	IGMP	マルチキャストで役立つ。マルチキャストグループ参加とか離脱とか。
46	RSVP	リソース予約プロトコル。QoSのために使うらしいがよく分からん。
89	OSPFIGP	OSPF。ルーティングプロトコル。RIPよりえらい(と書くと語弊があるな)。ルータ同士の通信に使う。なおRIPはUDPだしBGPはTCPで使う。
112	VRRP	仮想ルータ冗長プロトコル。複数台のルータを仮想的に1台に見せかける。ルータ同士の通信に使う。
4	IP	IPIP（IP over IP）。トンネル掘りに使うけどセキュリティ無し(多分)。
41	IPv6	IPv6 over IPv4。IPv4のインターネットにトンネルを掘って、両端のIPv6同士を繋ぐ。
47	GRE	General Routing Encapsulation（汎用ルーティングカプセル化）。MS謹製のPPTPで使い、トンネル掘りに用いる。この後にはPPPヘッダが連なり、その後ろに運びたいIPパケットを積み込む。なおIPでのL2TPはIP→UDP→L2TP→PPPと来てIPパケットをカプセル化する。
50	ESP	Encapsulating Security Payload（暗号ペイロード）。積み荷を認証・暗号化する。IPsecに使う。トンネルモードでは積み荷のIPパケットを丸ごと暗号化し、ESPヘッダと新しいIPヘッダを付ける。トランスポートモードだとIPヘッダとIPデータグラムの間にESPヘッダを入れ、IPデータグラムのみ暗号化する。
51	AH	Authentication Header（認証ヘッダ）。暗号化はしないがIPパケット丸ごとの認証を行う。カプセル化後の全パケットの完全性を保証する。IPsecに使う。ESPと一緒に使うときには、IP→AH→ESP→ペイロード。