SNMPの解説

SNMP(Simple Network Management Protocol)。
ネットワーク機器の監視および制御を行うプロトコル。監視する側がマネージャ、監視される側(機器側)はエージェントと呼ばれる。
通信メッセージの内容はPDU(Protocol Data Unit)というコマンドが含まれている。

マネージャのPDUは次の3種類。エージェントのUDPポート161番へ送信する。

  • get-request:エージェントの管理情報を取得する。
  • get-next-request:エージェントの管理情報を連続して取得する。具体的には、指定したMIB(後記)の次のMIBの返答を要求する。
  • set-request:エージェントの管理情報の変更を指示する。

エージェントのPDUは次の2種類。

  • get-respomse:上記3種類のPDUの応答。マネージャの送信ポートへ返答する。
  • trap:問題が生じたときにマネージャへ連絡する。マネージャのUDPポート162番へ送信する。

エージェントが管理するデータベースはMIB(Management Imformation Base:管理情報ベース)と呼ばれる。ツリー構造になっており、枝の値(OID:オブジェクトID)を順に指定することにより情報の種類を指定する。標準MIBと拡張MIB(プライベートMIB)がある。前者のうちMIB-2が一般によく使われる部分である。(MIBの監視対象オブジェクトを分類する:監視を自動化するSNMP(3) - @IT
なお、OIDは
screenshotCisco.com Login Page

で検索・参照できる。

参考:
wikipedia:Simple_Network_Management_Protocol
どのようにしてネットワークを管理するのか?:監視を自動化するSNMP(2) - @IT

2014 徹底解説ネットワークスペシャリスト本試験問題 (本試験問題シリーズ)

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