MacでRuby2.1.2をソースコードからインストールすると共にrbenvで管理する

もともと rbenv を使っていたのですが、
同時に複数のスレッドが動作可能になる「Ruby 1.9.3のGVLにHTMを用いるパッチ」を当てて rbenv / ruby-build でインストール - Qiita
で検証のためにソースから Ruby 1.9.3-p547 をインストールした後で rbenv が使えなくなりました*1
そのため、ついでにシステムへソースから 2.1.2 を入れると共に、 rbenv で管理できるようにしました。

ソースコードから Ruby 2.1.2 をインストール

まずソースコードを取ってきます。
ダウンロード|オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby
ruby-2.1.2.tar.gz がダウンロードされるので、ダブルクリックして展開。ruby-2.1.2 ディレクトリをターミナルで開きます。
そして次のインストールコマンドを入力。オプションとして readline, OpenSSL を有効にして、--enable-shared も加えています。

$ ./configure --enable-shared --with-readline-dir=`brew --prefix readline` --with-openssl-dir=`brew --prefix openssl` && make && sudo make install

sudoしているので、途中でパスワード入力を求められます。
ログは
Ruby 2.1.2 install log|GitHubGist
に貼っています。

Rubyのバージョンを確認
$ ruby -v
ruby 2.1.2p95 (2014-05-08 revision 45877) [x86_64-darwin13.0]
OpenSSL が有効であるか確認
$ ruby -ropenssl -e 'puts OpenSSL::OPENSSL_VERSION'
OpenSSL 1.0.1h 5 Jun 2014
Readline が有効であるか確認
$ ruby -rreadline -e 'puts Readline::VERSION'
6.3
$ irb
irb(main):001:0> puts "日本語"
日本語
=> nil

rbenv が無効になってしまったときに有効化する

rbenv を homebrew でインストールしたときにコメントが出ますが、.bash_profile に

if which rbenv > /dev/null; then eval "$(rbenv init -)"; fi
export RBENV_ROOT="$HOME/.rbenv"
if [ -d $RBENV_ROOT ]; then
 export PATH="$RBENV_ROOT/bin:$PATH"
 eval "$(rbenv init -)"
fi

を追加しておきます。
(訂正後の情報源:RVMからrbenvに移行した手順まとめ
もしソースからRubyをインストールした後に

$ which ruby
/usr/local/bin/ruby

となった場合には

$ . ~/.bash_profile 

すると

$ which ruby
/Users/riocampos/.rbenv/shims/ruby

となるはずです。
ちなみに、さきほどソースからインストールした Ruby 2.1.1 は

$ rbenv global system

で使えます。

*1:rbenvに関連するファイル設定が不十分だったためですが